去る1月30日に、富士フィルム株式会社において、岡本先生がデジタルホログラフィーに関する講演を行いました。
デジタル位相共役では、デジタルホログラフィーによる光複素振幅計測と、空間光変調器による光複素振幅生成を組み合わせることで、非線形光学素子を用いることなく位相共役波を生成することができます。デジタル位相共役の応用として、工業製品の精度計測や生体・バイオイメージングが上げられます。私たちが開発しているデジタル位相共役器を用いた光断層計測は、これまでのOCTとは全く異なる原理に基づくもので、計測分解能の大幅向上や機械的スキャンが不要になるなどの大きなアドバンテージがあります。